【9月17日 AFP】ブルガリアの国営ロトくじで2回連続で全く同一の数字が当選したことを受けて、ロトくじを所管する担当相が16日、特別調査を実施するよう命じた。

 今月6日のロトくじの抽せんで選ばれた4、15、23、24、35、42の数字が、次の抽選日の10日でも再び選ばれたという。

 このようなことが偶然で起きる可能性は、数学者のMihail Konstantinov氏によると、420万分の1の確率だという。とはいえ、こういった偶然が起きることもありえる、とKonstantinov氏は述べた。

 13日の抽選でも、数字6つのうち、3つが前回、前々回と重なった。

 運営当局のMaria Yaneva副委員長は地元紙24時間(24 Hours)に対し、数字は毎回違う順番で抽せんされており、操作された可能性は一切無いと述べた。また、数字の抽せんは、不正操作が行われないよう監視する特別委員の前で行われ、テレビでも生中継されているという。

 10日の抽選では、これまでにない18人もの人が数字を当てた。当選者は、それぞれ賞金1万164レバ(約70万円)を獲得する。一方、6日の抽選では、当選者は1人もいなかった。(c)AFP