【8月7日 AFP】中国人の花嫁(25)が6日、ギネス世界記録(Guinness Book of World Records)の達成を目指し、すその長さが2162メートルあるウェディングドレスで結婚式を挙げた。

 中国国営新華社(Xinhua)通信によると、9999個のシルクの赤いバラが付けられたこのドレスのすそを広げるのに、200人以上の招待客が手伝い3時間以上かかったという。

 花婿のツァオ・ペン(Zhao Peng)さん(28)は、吉林(Jilin)省出身の鉄道職員。これまでのギネス世界記録1579メートルに挑戦したかったと言う。「ドレスのすその長さと、ドレスに付けられたシルクのバラの数の両方で、歴史的な記録を残したかった。でも、実際にギネス記録に認定されるかどうかは問題じゃないんだ」
 
 ペンさんはギネス世界記録に記録の登録申請書を送付したが、申請書には挙式模様を録画したビデオも添えたという。

 一方、ペンさんの家族からの反応はかんばしくない。4万元(約56万円)もかかったドレスは「倹約の精神」からほど遠いからだ。

「特別な日に愛を表現したい気持ちも分かりますけど、個人的には、お金の無駄遣いだと思います」とペンさんの母親は話している。(c)AFP