【8月2日 AFP】元銀行員の英国人男性が8月の1か月間スコットランドの無人島で過ごす。目的は禁煙だ。英各紙が1日報じた。

 この男性はロンドン近郊サリー(Surrey)州のジェフ・スパイス(Geoff Spice)さん。以前はロンドン(London)の銀行エヌ・エム・.ロスチャイルド(NM Rothschild )の重役だった。新聞配達の仕事に付いた43年前からタバコを吸い続けてきた。

 一人きりになれば禁煙できるはずだと考えたスパイスさんは、スコットランド北部アウター・ヘブリディーズ諸島(Outer Hebrides)の中の無人島、Sgarabhaigh島(「スカラベイ」と発音する)に行くことを決意したという。この島には電気も水道もなく、かつて羊飼いたちが使っていた朽ち果てた小屋が3つあるだけ。スパイスさんはその1つでキャンプ生活を行う予定だ。

「私は1日に30本は吸っていましたが、禁煙は可能だと思います。私にとって最後のチャンスです」とスパイスさん。「無人島で暮らせば自力で生活せざるをえないので、体重が増える心配もないでしょう。普通の人は(タバコを)あきらめてからは体重が増えるものですが」

 Sgarabhaigh島はデイブ・ヒル(Dave Hill)氏が所有しており、同氏はこの島のウェブサイトも運営している。このサイトによれはスパイスさんは120冊の本を持って行くという。(c)AFP

【参考】
Sgarabhaigh島のサイト(英語)