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クジラの赤ちゃん、最初の潮吹きを撮影 オーストラリア

  • 2009年07月23日 22:38 発信地:メルボルン/オーストラリア
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オーストラリアのウエスタン・オーストラリア(Western Australia)州クジラ研究センター(Centre for Whale Research)のチームが撮影に成功した生まれて最初の潮吹きをするザトウクジラの赤ちゃん(2009年7月23日撮影)。(c)AFP/Centre for Whale Research (CWR)/Micheline Jenner

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【7月23日 AFP】自分の子どもが生まれて初めて潮を吹くのを手伝う親ザトウクジラの撮影に23日、オーストラリアの科学者たちが成功した。

 クジラの子どもが生まれて初めて吹く潮は、ホエールウオッチャーたちの間で「ホーリー・グレイル(聖杯)」と呼ばれているが、観察されることは珍しい。

 撮影に成功したのはウエスタン・オーストラリア(Western Australia)州のクジラ研究センター(Centre for Whale Research)の海洋学者たち。

 呼吸ができずに苦しむ生まれたてのクジラの赤ちゃんを、母親クジラが下から支えるようにして泳いで子クジラを海面へと押し上げ、噴気孔に空気を入れさせようとしているところを観察し、科学者たちは非常に驚いたという。

 その1人、カート・ジェナー(Curt Jenner)氏は「畏敬の念を感じた。20年以上研究を続けてきて、こんな光景を見ることができたのは光栄だ」と述べた。

 現場は同州沖のクジラの移動ルート上で、周辺の海には大量の血液があったことから、母クジラの出産直後だったと科学者たちはみている。「小さくてやせっぽちの」子クジラは、この最初の呼吸で即座に息を吹き返したという。

 ジェナー氏の妻で同じチームで研究する科学者のミシュラン・ジェナー(Micheline Jenner)氏は「子クジラは息をしようと海面に出るのに必死だった。鼻先だけを海面に突き出し、狭い範囲で時計回りに回りながら泳いでいた」と語った。

 子クジラは呼吸をして海中に戻るとすぐに、小さな尾びれをぜんまい仕掛けのように動かし、ぐっと身を沈めていったという。

 ザトウクジラはクジラの仲間のなかでも最大種のひとつで、体長18メートル程度まで育つ。年商3億豪ドル(約230億円)をあげるオーストラリアのホエールウオッチング産業の大黒柱的な存在だ。(c)AFP

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