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手術で脚を伸ばした豪女性、施術の一部始終を観察 「思い出のため」

  • 2009年06月02日 16:55 発信地:シドニー/オーストラリア
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オーストラリア・シドニー(Sydney)で撮影された「脚延長術」をうけた弁護士のハイナル・バン(Hajnal Ban)さんの写真(2009年5月22日入手)。(c)AFP/Lime Corporate Pictures/Jason HENRY

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【6月2日 AFP】オーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州の弁護士で市議会議員のハイナル・バン(Hajnal Ban)さん(31)は、長年、154センチという身長にコンプレックスを抱き続けてきたが、このほど、念願かなって脚を伸ばす手術を受けた。

 バンさんに、転機が訪れたのは7年前のことだ。友人との会話のなかで、中国、イタリア、米国で人気の「脚延長術」というものを知ったのだ。姿見の前に立つときは、いつも積み重ねた電話帳の上に載っていたというバンさん。手術代3万ドル(約290万円)を貯め、ロシア・シベリア地方のクルガン(Kurgan)にあるクリニックに向かった。

 手術は、両脚にそれぞれ14本のワイヤーを貫通させ、ワイヤーを円形の固定器に接続して骨の2か所を切断するというもの。バンさんは、自分が生まれ変わる瞬間を記憶にとどめようと、特殊な麻酔を施してもらい、4時間の手術の間、一部始終を観察した。手術台に身を横たえながらも意識ははっきりしていたというバンさんは、手術中も「あまりのすばらしさに感嘆していた。ついにわたしの人生を変えられることができたのだから」と話した。

 その後9か月間、切断した骨のすき間に徐々に新たな骨が形成されてゆき、バンさんの身長は最終的に162センチまで伸びた。固定器を外した後は、さらに3か月間、石こうで脚を固定せねばならず、手術を受けてから通常の生活に戻るまでに丸1年を要したが、「手ごたえのある1年だった」とバンさんは振り返る。

 だが、オーストラリアの専門家は、こうした施術には脚の変形、筋肉・関節・神経の損傷、感染症、関節炎、慢性的な痛みといった副作用や合併症のリスクがつきまとうと警鐘を鳴らす。

 脚延長術は、もともとは小人症などの先天性欠損症を持った患者の治療のため、ロシアで開発された。この手術法は、身長が高いほど出世すると信じる中国の若いビジネスマンたちの間で人気を呼んだが、ずさんな手術が多数報告されたことを受け、中国政府は2006年に脚延長術を禁止した。

 身長に対するコンプレックスは完全に消えたというバンさんは、「わたしは人を外見で判断することはしないし、脚延長術を受けたことでわたしを偏見の目で見てほしくない」と語っている。(c)AFP/Amy Coopes

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