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英国の年金受給者ら、客船からデッキチェア投げて海賊を撃退

  • 2009年05月23日 12:39 発信地:ロンドン/英国
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2009年4月25日、海賊の襲撃にあったイタリア客船「MSCメロディー(MSC Melody)」(撮影日不明)。(c)AFP/MSC KREUZFAHRTEN GMBH

【5月23日 AFP】クルーザーで旅行中の英国の年金受給者たちが、ハイジャックしようと襲ってきたソマリアの海賊を、デッキチェアなどで撃退していたことが分かった。クルーザーのオーナーと乗客らが22日、明らかにした。

 乗客約1000人、乗員500人を乗せたクルーザー「MSCメロディー(MSC Melody)」は4月25日、セーシェル(Seychelles)沖を航行中、海賊の襲撃を受けた。

 クルーザーを所有するMSCクルーズ(MSC Cruises)のサラ・ロングボトム(Sarah Longbottom)氏はAFPに対し、「乗客数人が海賊が近づいてくるのを見てアラームを鳴らした。警備員たちもすでに気づいており、消灯して乗客を客室に誘導した。ローランズ(Rowlands)夫妻はデッキに残っていて、妻のベリル(Beryl)さんがデッキチェアを海賊に向かって投げた」と語った。負傷者はなかったという。

 メロディーが航行していたソマリア沖では海賊による身代金目当ての襲撃が多発しており、2008年には100隻以上が、2009年にはすでに114隻が海賊に襲われている。

 MSCクルーズのオーナー、ジャンルイジ・アポンテ(Gianluigi Aponte)氏によると、襲撃を受けたときメロディーはソマリア沖600カイリ、セーシェル沖180カイリを航行中で、この海域は危険とは見なされていなかったという。

 結婚40周年を祝う旅行で乗船していた英国の元警察官の夫婦は大衆朝刊紙「サン(Sun)」に対し、「休暇に来ていた数人が海賊に向かってテーブルやいすを投げていた。もっとひどいことになる可能性もあった。クルーザーには弾痕があった」と語った。(c)AFP

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