【4月25日 AFP】ケニアにあるヘルズゲート国立公園(Hellsgate National Park)でアルビノ(先天性白皮症)のバッファローが確認された。公園当局が24日明らかにした。同国でアルビノのバッファローの存在が確認されたのはこれが初めて。

 このバッファローは生後3か月で、大きな群れの中にいるのを同公園の警備員らが目撃した。茶色のバッファローの群れの中ではとても目立つため、肉食動物から狙われやすいと公園当局者は話す。

 ケニアのマサイ族の社会ではアルビノは不吉な前兆とされ、アルビノの動物や人間に対して文化的な偏見がある。この地域は最近、大干ばつに見舞われていることから、住民らが「干ばつによる飢饉は、このバッファローのせいだ」と考えて殺す可能性もあると、公園当局者は指摘している。

 アルビノのバッファローはケニアでは初めて目撃されたが、他の複数の国ではすでに目撃情報がある。(c)AFP