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生存が絶望視された赤ちゃん、生命維持装置を外したあとで自力呼吸を始める

  • 2009年04月09日 11:02 発信地:オタワ/カナダ
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米フロリダ州マイアミ(Miami)で、母親の手を握る赤ちゃん(2006年10月4日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP

【4月9日 AFP】カナダ・トロント(Toronto)の小児科病院Hospital for Sick Children (SickKids)は8日、生存の見込みがないとされた生後2か月の女の赤ちゃんが、生命維持装置を外されたあとで自力で呼吸を始めたと発表した。

 生後2か月のカイリー・ウォレス(Kaylee Wallace)ちゃんは、先天的に脳に障害があり、生命維持装置がなければ呼吸ができない状態だった。

 両親は、同じ病院に心臓移植を必要とする赤ちゃんがいることを知り、わが子の心臓を提供することを決意。生命維持装置を外した。ところが両親は、「カイリーちゃんが自力で呼吸を始めた」ことを医師から告げられることになる。

 病院は8日朝会見を開き、カイリーちゃんの容体は安定しており、心臓を提供する可能性はなくなったと発表した。

 担当のジム・ライト(Jim Wright)医師は、カナダ放送協会(Canadian Broadcasting CorporationCBC)に対し、「両方の家族にとっては明らかに悲劇だ。今の状況は、どちらの家族にとっても何の解決策にもなっていない」と話した。

 カイリーちゃんの父親、ジェイソン・ウォレス(Jason Wallace)さんは報道陣に対し、「娘を失うことに対する心の準備はできていた。だから、娘を失うのはまだいい。理解できる。だが2人を失いたくはない」と語った。

 カイリーちゃんの今後の容体については不確定だ。なお、カイリーちゃんの心臓を移植される予定だった生後1か月の赤ちゃんも、今のところ容体は安定しているという。(c)AFP

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