【3月5日 AFP】カフェでのランチを好むフランス人に見向きもされなかった軽食サンドイッチだが、世界的な経済危機が始まって以来、フランスでの売り上げが急増していることが分かった。

 仏マーケティング会社「Gira Conseil」が3日発表した調査によると、2008年にフランスで1日に販売されたサンドイッチは前年比11%増の500万食だった。年間売上の伸び率が5-8%程度だったその前の4年間よりも大幅に上昇している。

 米市場調査会社「NPD」のクリスティン・タータンソン(Christine Tartanson)氏によると、サンドイッチ市場はファストフード業界とほぼ同じペースで成長しているという。

 NPDが1万人を対象に行った調査でも、消費者うち10人に6人は店内で座ってランチをとるのではなく、テイクアウトを利用している。複数の業界団体は、カフェやレストランでのランチの売り上げは20%程度減少したと指摘している。(c)AFP