【3月5日 AFP】南アフリカで、有名なクルーガー国立公園(Kruger National Park)を訪れた夫婦が、その帰り道に猛毒を吐くコブラを乗せて170キロも一緒に「ドライブ」していたことが明らかになった。同国のアフリカーンス紙ビールト(Beeld)が4日、報じた。

 ゴードン・パラット(Gordon Parratt)さん(69)は運転中、何かが左足に絡みつくのを感じた。最初は虫だと思い払いのけたが、足もとを見てみると、なんとそこには体長85センチのヘビがいたのだという。

 パラットさんは、「幸いにもわたしはパニックになるようなタイプではないんだが、妻はすぐさま両足をダッシュボードの上に乗せていたよ」と当時の状況を語った。

 首都プレトリア(Pretoria)に住むパラット夫妻は、何度も停車してはコブラを追い出そうとしたが、なかなか見つけることができず、気づいたときにはパラットさんの足に巻きついていたという。

「やつの頭はひざのあたりまで来てたよ」(プラットさん)

 ビールト紙によると、最終的に夫妻はなんとかヘビの専門家に連絡をつけ、捕獲してもらったという。(c)AFP