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歯周病でエイズ発症の恐れ、日本の研究者ら発表

  • 2009年02月13日 16:55 発信地:東京
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セネガル・ダカール(Dakar)で行われた「第15回アフリカ地域エイズ・性感染症国際会議(International Conference on AIDS and Sexually Transmitted Infections in Africa、ICASA)」の会場前に設置された巨大なエイズ撲滅運動のシンボルのレッドリボン(2008年12月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/SEYLLOU

【2月13日 AFP】歯周病が原因で口内に作り出される酪酸が、エイズウイルス(HIV)を活性化させエイズ発症につながる可能性のあることを、日本大学(Nihon University)歯学部の落合邦康(Kuniyasu Ochiai)教授が12日、明らかにした。これまでの研究では、歯周病が糖尿病や心臓疾患に関係することが分かっていたが、HIVを活性させることが判明したのは世界で初めてだという。

 落合教授によると、歯周病菌は歯と体全体に危険を及ぼす。歯周病菌によって作り出される大量の酪酸は、長時間履いていた靴下のような臭いがし、HIVの増殖を抑えている「ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)」と呼ばれる酵素の一種を妨げるという。

 試験管での実験では、歯周病菌および酪酸を含んだ培養液を与えると、免疫系に関わる2種類の細胞でHIVが急速に増殖することが判明したという。

 落合教授は、個人の体力によるところが大きいが、HIV感染者は重症の歯周病になると(エイズを)発症する可能性があると指摘。また、HIVに感染していると気づいていない人びとも、歯周病になるとエイズを発症する恐れがあるとして、口内健康の重要性を強調した。

 研究については、米専門誌「Journal of Immunology」3月号で発表される。(c)AFP

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