【1月18日 AFP】東京・銀座で18日、在日ブラジル人労働者約200人が日本企業による解雇に抗議するデモを行った。

 都心の華やかな商業地区、銀座でのデモには子ども連れの母親たちも参加し、多くはブラジル国旗を手に、日本に住む「32万人に雇用を」と安定雇用への支援を日本政府に訴えた。

 政府は1990年以降、日系ブラジル人数十万人に特別なビザを発効しており、このビザで来日した日系ブラジル人の多くが工場などで臨時雇用の単純労働に従事している。日本で働くブラジル人労働者のコミュニティは日本社会に溶け込んできたにもかかわらず、日本企業に解雇されると出国を余儀なくされることが多い。

 こうした状況は、3月までに8万5000人が失職すると言われている日本人派遣労働者の問題に隠れ、あまり知られていない。(c)AFP