【1月5日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)のソカロ広場(Zocalo Square)に4日、全長1600メートル、重さ10トンの巨大な菓子パンが出現した。

 菓子パンづくりは、ベツレヘム(Bethlehem)に生まれたイエス・キリストを、東方の三博士が黄金、乳香、没薬の3つの贈り物を携えて訪れたことを祝う、6日のキリスト教の公現祭を前にした恒例行事で、パンには3人の博士らを象徴する「La Rosca de Reyes(Three Kings Bread、3人の王のパン)」の名が付けられている。

 製パン業者組合「Canainpa」に加盟する2300あまりのパン屋が広場に集結、小麦粉6600キログラム、バター3000グラム、牛乳1500リットルを使用してパンを作った。

 焼き上がった菓子パンは、広場に集まった公現祭を祝う約20万人のお腹に収まる予定だ。(c)AFP