タイ・バンコク(Bangkok)西部のナコンパトム(Nakorn Prathom)で、仮設施設で義足の調節を行うタイ義肢財団(Prostheses Foundation of H.R.H. The Princess Mother
)のメンバー(2008年11月28日撮影)。(c)AFP/Paul DAILING
【1月3日 AFP】生まれつき右足の無かった12歳のMatoha Dosare君は、空き缶や使い古したストッキングで作られた義足を手に入れ、現在では1人で行動できる機会も増えて自立心も得た。
Matoha君は、タイ義肢財団(Prostheses Foundation of HRH the Princess Mother)から義足の提供を受けた数千人のうちの1人。同財団は、ほかに頼る先がないタイの人びとに、独自の技法と回収した素材を用いて、製造コストの安い人工装具を提供している。
タイ南部ヤラ(Yala)県の病院は、Matoha君が成長期を迎えたため、義足を製造するスピードが成長に追いつかなくなってしまった。そこでMatoha君は、バンコク(Bangkok)のすぐ西にあるナコンパトム(Nakhon Pathom)の寺院を訪問した。
成長期のMatoha君は過去2年間で、3本の義足を新調した。ジョイント部の金属は、ビンのフタや缶を材料に用いている。また、ナイロンのストッキングは、義足の型を製作する際に利用される。
タイ義肢財団は、17年間で3万本の義足を提供してきた。1年で600本以上の義足を製作し、ギネス世界記録(Guinness World Record)に認定されたこともある。
同財団では、ビール缶やアルミ容器など、義足に使用できる素材の寄付を呼び掛けている。(c)AFP/Paul Dailing