【12月25日 AFP】サウジアラビアのイスラム教指導者が24日、女性はランジェリーショップで働いてはならないとの見解を示した。地元新聞各紙が伝えた。

 イスラム教指導者Abdul Aziz al-Sheikh師は、「女性はわれわれ(男性)に委託された存在だ。われわれは女性の本分とはほど遠い事柄に女性たちを巻き込むべきではない」と発言した。  

 これに先立ってリヤドの宗教警察(正式名称:勧善懲悪委員会、Commission for the Promotion of Virtue and Prevention of Vice)が23日、女性限定のショッピングモールで男性との接触がない場合に限り、女性がランジェリーショップで働くことを容認すると発表していた。

 同国の女性たちからは、男性店員のみのランジェリーショップで下着を購入するのは不愉快だ、女性店員を置いてほしい、との不満の声が高まっていた。

 超保守的な宗教指導者たちは、男性も入店可能な店に女性店員を置くことは親族以外の異性との接触を禁じるイスラム法に反するとして、強硬に反対している。(c)AFP