【12月23日 AFP】東京タワー(Tokyo Tower)は23日、開業50周年を迎え、東京タワーを舞台にした小説の著者とのトークショーやロック・コンサート、記念品の販売などさまざまなイベントでにぎわった。

 東京タワーを運営する日本電波塔(Nippon Television City Corp.)の前田伸(Shin Maeda)社長は、記念メッセージで「次の50年、100年も電波塔、観光塔として、社会の役に立っていきたい。東京のランドマークからアジア、世界のランドマークにしていきたい」とあいさつした。

 イベントには、最後の時を過ごす母が眺める場所として東京タワーが登場するベストセラー自伝小説『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(Tokyo Tower: Mom and I and sometimes Dad)』の著者であるリリー・フランキー(本名:中川雅也、Masaya Nakagawa)さんも加わり、前田社長と一緒にタワーのためのバースデーケーキのロウソクを吹き消した。

 2005年に発表されたこの小説は200万部以上を売り上げ、映画は日本アカデミー賞を受賞し、東京タワー人気の復活に貢献した。

 首都圏のテレビ・ラジオ放送の電波塔としての役割は、2011年に完成する高さ610メートルの新タワー「東京スカイツリー(Tokyo Sky Tree)」に、地上デジタル放送に完全移行する予定の2012年から譲ることになっている。収益の半分をアンテナ利用料に頼っている東京タワーは、テレビ放送用としては予備の電波塔になるが、FMラジオなどの放送で引き続き使用される予定になっている。(c)AFP