【12月23日 AFP】エジプト考古最高評議会は22日、カイロ(Cairo)南方のサッカラ(Saqqara)で、4300年以上前の古代エジプト時代の墓2基が発見されたと発表した。

 墓は、世界最古とされる古代エジプト・ジョセル王の「階段ピラミッド」から南西約400メートルの共同墓地で見つかった。エジプト文化相は11月、同地域で4300年前のピラミッドの土台が見つかったと発表していた。

 同評議会のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)事務局長によると、墓の1つは古代エジプト第5王朝の最後の王ウナス王に使えていた男性のもので、カイロ近くのToraなどの採石場を監督していたとみられる。もう1つは、ウナス王の歌手団の監督の墓だという。(c)AFP