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「テキスト・メッセージ」が少年救う、コンゴで英医師が腕切断手術

  • 2008年12月04日 18:04 発信地:ロンドン/英国
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コンゴ(旧ザイール)東部キバチ(Kibati)の難民キャンプのクリニックで、下痢の手当を受ける子ども(2008年11月3日撮影)。(c)AFP/Walter ASTRADA

【12月4日 AFP】コンゴ民主共和国(旧ザイール)にボランティアとして赴いている英国人外科医が、本国の同僚からテキスト・メッセージで指示を仰ぎながら困難な腕の切断手術を行い、現地の少年の命を救った経験談を語った。3日、英BBCラジオのインタビューに医師が答えた。

 10月、コンゴで勤務しているデビッド・ノット(David Nott)医師のもとに、漁の最中にカバに襲われて左腕をかみ切られたという16歳の少年が運ばれてきた。左の肩甲骨から肩甲帯を切断する手術が必要だと判断したが、ノット医師には経験のない手術だった。集中治療室(ICU)でリスクの高い大規模な手術を行う必要があったが、現地の手術用設備はごく簡単なものだけで、輸血用血液も600cc程度しかなかった。

 そこでノット医師は、ロンドンにいる同僚で、似た状況下での手術の経験がある数少ない英国人医師の一人、メイリオン・トーマス(Meirion Thomas)教授にメールで連絡し、返信されてくるテキストメッセージの指示を頼りに手術を行った。

 手術中「少年を片腕だけにしてしまうのは正しい判断なのか」と自分に問い直すこともあったが、切断しなければ少年の命は助からないと心を決め、深呼吸をしてから指示を実行していったという。その後2か月、少年は完全に回復したという。

 トーマス教授とは「一緒に手術したことが何回もあったから、彼の言うことはすぐに飲み込めた。わたしがあの現場にいて、手術できたのは、幸運と言うほかない。わたしは誰かの命を救えることに喜びを感じている。だから、ボランティア活動にもよく参加するんです」

 ノット医師は、コンゴ民主共和国の政府軍と反政府勢力の戦闘が激化している東部の北キブ(Nord-Kivu)州ルチュル(Rutshuru)に「国境なき医師団(Medecins Sans FrontieresMSF)」のボランティア医師として滞在している。(c)AFP
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