【10月30日 AFP】ハロウィーン(Halloween)を3日後に控えた米カリフォルニア(California)州サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)で28日、生後6か月の雄のインドシナトラ(マレートラ)「メンデル(Menderu)」と2頭の姉、母親トラに、カボチャのちょうちんが贈られた。カボチャをくりぬいた中身は生のひき肉だ。

 まだ幼いメンデルは、好奇心旺盛なわんぱく盛り。獲物に忍び寄ったり、追い掛けたり、襲いかかる練習をしながらも、しょっちゅう家族にいたずらをしている。

 同園では毎日午前9時から正午まで、メンデル一家の姿を見ることができる。

 野生のトラは、その美しい毛皮を狙った密猟や、人間の活動地域拡大による生息地減少などにより、個体数が激減。現在、インドシナトラを含めて6亜種のトラが、絶滅危惧種に指定されている。

 このためサンディエゴ動物園では、インドシナトラやスマトラトラの保護活動に繁殖計画などで協力している。(c)AFP