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「グッダイ」にグッバイ、消え行くオーストラリアなまり

  • 2008年10月06日 18:16 発信地:シドニー/オーストラリア
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映画『クロコダイル・ダンディー(Crocodile Dundee)』シリーズの新作宣伝のために来日した主演俳優のポール・ホーガン(Paul Hogan、2001年6月6日撮影)。(c)AFP /Yoshikazu TSUNO

【10月6日 AFP】映画『クロコダイル・ダンディー(Crocodile Dundee)』主演俳優のポール・ホーガン(Paul Hogan)氏に象徴されるちょっと鼻にかかった発音が、今後20-30年以内にオーストラリア英語から消えるかもしれない。5日の豪サンデー・テレグラフ(Sunday Telegraph)紙が報じた。

 同紙が引用したのは、オーストラリア国立大学(Australian National University)の辞書編さん学者ブルース・ムーア(Bruce Moore)氏の近刊『Speaking Our Language: The Story of Australian English(自分たちの言語を話す:オーストラリア英語の物話)』

 ムーア氏は、英国の植民地だった歴史が遠のくにつれ、オーストラリア人が英国人と自分たちの差を強調する必要が減り、より標準的な発音に変化してきたと主張する。「オーストラリア人は標準的なオーストラリアの発音に自信を持つようになっている。つまり、極端な発音はもう必要ないということだ」

 例えば、オーストラリア英語の特徴としてよく引き合いに出される「メイト(mate、仲間)」を「マイト(mite、ダニの意がある)」と発音することも、近いうちになくなるだろうという。

 オーストラリアでは19世紀後半、クイーンズ・イングリッシュとして知られる英国風の発音が教育の場では使用され、そこから上流階級の話し方が発達したが、一方で文化的な差異の必要性から幅広い発音が生まれた。

 オーストラリアで教養の高いグループが使う発音は「カルティベイト(cultivated)」と呼ばれ、英国の発音に近いとされてきたが、英国風の話し方を真似る人は減っており、これも標準的なオーストラリア英語に集約されつつあるという。

「さまざまなアクセントの存在に、高い文化的価値があることは明らか。広告で色々な話し方が使われるのもそれが理由だ。しかし将来的には、標準的な発音でも同じく多様な価値観を表せるようになり、極端なアクセントは必要なくなるだろう」とムーア氏は予測する。(c)AFP

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