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米国人の身長は縮んでいる、北朝鮮とは正反対の「意外な理由」

  • 2008年10月02日 01:25 発信地:ワシントンD.C./米国
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ニューヨーク(New York)、タイムズスクエア(Times Square)の通行人(2005年10月13日撮影、資料写真)。(c)AFP

【10月2日 AFP】26日のテレビ討論会で、ジョン・マケイン(John McCain)大統領候補は「北朝鮮人は、過酷な生活環境ゆえに同胞である韓国人よりも身長が低くなってしまった」と発言した。マケイン氏は、米国人の背丈も同様に縮んでいることをどうやら知らないらしい。

 北朝鮮を「恐らく、地球上で最も圧制的で残忍な政府が君臨する」「巨大な強制収容所のような場所」と表現したマケイン候補は、「北朝鮮人の平均身長は、韓国人よりも3インチ(約7.6センチメートル)低い」と続けた。

 オハイオ州立大学(Ohio State University)のリチャード・ステッケル(Richard Steckel)教授(経済学)によると、米国人の平均身長が3インチ伸びるのには300年も要していることから、「朝鮮半島が南北に分断されて以来40年で生じた3インチという身長差は極めて大きい」と指摘。北朝鮮人の平均身長が縮んだ要因として「弾圧、飢饉(ききん)、飢え」を挙げた。

 ただし教授は、第2次世界大戦時にはヨーロッパ人の身長を上回っていた米国人も、この60年で「平均身長世界一」の座をスカンジナビア人とオランダ人に奪われてしまったと付け加えた。 

 教授自身は178センチメートルと長身だが、男子の平均身長が183センチメートルのオランダに行くと、自分が小さくなってしまったような印象を受けるという。

■米国人の身長が縮んだ理由

 米国人の平均身長が欧州に抜かれた原因は「北朝鮮同様に、栄養にある」と教授は語る。ただし、4人に1人が肥満という米国では、「飢え」ではなく、ジャンクフード漬けで一定の微量栄養素が不足している可能性が考えられるという。 

 また、身長差は3歳までに現れることから、乳幼児期の栄養管理は極めて重要だと語った。実際、オランダでは妊娠中から乳幼児期までの栄養管理が非常に行き届いているという。

 身長に影響する別の要素には、ストレスがあるという。英国で全寮制の学校に通う少年たちは、休みなどで実家に帰省している時の方が身長が伸びるというデータがあり、幸福でストレスが少ない時の方が身長が伸びると推測されている。

「身長は、社会の幸福度をはかるものさし」との意見に同意する教授は、米国人の働き過ぎも理由に挙げた。(c)AFP 

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