【9月10日 AFP】レバノン南部の港町ティール(Tyre)のレストランの厨房で働く女性従業員が8日、1個のカキの中に26粒の真珠を発見した。早速ギネス世界記録(Guinness Book of Records)への登録申請を進めている。

 ウォーターフロントで息子が経営するレストラン「アル・ファナル(Al Fanar)」で働いているアマル・サルハ(Amal Salha)さん(50)は、同日夜、カキを開く作業をしていたという。「光り輝く真珠がブドウのようにぎっしり詰まっているのを見つけた時には、驚いて悲鳴を上げてしまった。ほんとにきれいだったわ」

 真珠カキは、欧州で一般的に食されているカキとは種類が異なるが、レバノン南部に展開する国連平和維持軍のフランスやイタリアの兵士の間で好んで食されている。
 
 大きさの違う26粒の真珠を含んだこのカキは、レバノン沖で獲れたもので、サルハさんの夫のレイモンドさんが1キロあたり10ドル(約1070円)で購入したものだという。「真珠は1個あたり1、2粒が普通ですが、26粒なんて非常にまれです」とレイモンドさんは話した。(c)AFP