【8月20日 AFP】ニュージーランド警察が「屋根の上のバイオリン弾き」ならぬ「屋根の上の小便小僧」と呼ぶ少年が20日、市議会の駐車メーターに小便をかけたことを認め、市議会に罰金200ドル(約1万6000円)を支払うよう命じられた。

 調理師のサロン・マロ(Sarron Malot)(18)被告は、駐車メーターのコイン投入口をめがけて小便する様子を撮影された写真や動画がインターネット上で広まり、ニュージーランド中の物笑いの種となっている。

 駐車場が市議会の3階に位置していたことから、警察は犯人を「屋根の上の小便かけ」と呼んだ。

 警察発表によると、被告は「利用者がチケットを受け取る取り出し穴から尿が流れ出てくることを狙って、コイン投入口に流れ込むよう、空に向けて大きな弧を描くように」小便をした。

 気の弱いマロ被告は20日、両親に引率されてネーピア(Napier)地方裁判所に出廷し、故意に損害を与えたことを認めた。裁判所の外で待ちかまえた記者団に対し被告は、友人と飲酒中の出来事だったと話し「ちゃんと立つことができないほどで、自分が何をやっているのかわからなかった」と語ったが、議会で駐車メーターが5度にわたって小便を浴びせられていたと報告された点については、1度しかやっていないと主張した。

 またマロ被告は「一生『屋根の上の小便小僧』と呼ばれ続けるのは嫌だ」と訴え「すみませんでした。けれど、公衆で小便したことのない人なんていないでしょう」と訴えた。(c)AFP