【8月19日 AFP】オーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州の鉱山町の町長が、魅力のない女性に町への移住を進めている。女性不足のため、町に来ればたとえ魅力がなくても男性を見つけられるというのが町長の考えだ。

 同州北西部にある人口2万5000人のマウントアイザ(Mount Isa)のジョン・モロニー(John Moloney)町長は、地元紙に対し、町は「やがて美しい白鳥へと成長する醜いアヒルの子たち」のための場所だと表現。「美に恵まれていない」女性たちに、この町に参集するよう呼び掛けた。

 だが、この発言は同時に、女性の反発を招いている。町長は「悪意はない。人口の男女比の不均衡を強調したかっただけ」と話している。

 また、ラジオ番組に出演した町長は、「『たで食う虫も好きずき』という言葉がある。歯がきれいな人、髪が美しく波打っている人、目がブルーやグリーンの人を魅力的と言うこともできるが、気だてや振る舞い、物腰など、そういうものこそが魅力を作り上げる」と自身の美人論を展開した。(c)AFP