【8月4日 AFP】フランチェスカ・サルシド(Francesca Salcido)さんは、1歩も外出することなく、24時間で300回のデートをこなした。彼女が利用したのは、米国の老舗オンライン・デートサイト「SpeedDate.com」だ。
スピード・デートは、決められた短時間内に男女が席を移動し、できるだけ多くの人とデートを楽しみ相手を見つけるシステムだ。「SpeedDate.com」はチャットを使ったこれのオンライン版。「生涯の伴侶は90秒で見つかる」という信条に基づき、運営されている。
同サイトの共同設立者、ダン・アベロン(Dan Abelon)氏は、「ウェブカムやインターネットといった技術は使用しているが、それでも相性がいいかどうか、見極めの決め手となるのは「恋の魔法」。魔法が起こらなくて合わないと思ったら、次の相手に移ればいいんです」と語る。
別のスピード・デートサイト「WooMe.com」の幹部は「30秒もあれば相手が好きか嫌いかがわかる。いや、それでも長すぎるかもしれない」とさえ言う。
SpeedDateもWooMeも、90秒から3分でオンラインのビデオチャットが切れるよう設定されている。短い会話の中で恋の芽生えを予感したカップルは、再接続して恋を育むことができる。
ウェブカムやマイクロフォンを使用するために、デートは定番の喫茶店やバーに限らず、どこでも可能となる。前出のサルシドさんは「ちょっと、ばかげたことをしたかった。履歴書にたくさん書きこめば、仕事にありつける確率がそれだけ高くなるってママは言うけれど、オンラインデートでも同じことだと思う」と語った。
「SpeedDate.com」では、1年前の開設初日に1000デートが設定されたが、今ではユーザーが約200か国に存在し、1日10万-12万件のデートが行われている。その多くがソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のマイスペース(MySpace)やフェースブック(Facebook)のプロフィール・ページからの訪問者だという。
SpeedDateとWooMeの違いについて、WooMeの幹部は「SpeedDateのユーザーがロマンスを追い求めるのに対し、WooMeのユーザーの大半は『真の愛は移ろいやすいが、真の友情は永遠に続く』ことを知っている点にある」と説明した。
WooMeではこの理念の下、ある2人のユーザーに「ウェブで知り合った新しい友人1000人と出会う旅」をさせる企画を実施中だ。(c)AFP/Ian Sherr
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