【7月19日 AFP】ネコに飼育されていたレッサーパンダの赤ちゃんが、のどにミルクをつまらせて死亡した。オランダのアムステルダム(Amsterdam)のArtis動物園が18日発表した。

 動物園によると、レッサーパンダの赤ちゃんは、17日朝に死亡しているところを発見された。赤ちゃんパンダの気管はミルクでふさがれており、窒息死だった。

 この赤ちゃんパンダは、6月30日に産まれたが、出産後すぐに母親パンダに放置されてしまった。その結果、一緒に産まれたもう1匹の赤ちゃんパンダはその後すぐに死亡していた。

 動物園の従業員が飼っていたネコがちょうど4匹の子を出産したばかりだったので、この母ネコに赤ちゃんパンダを預けてみたところ、赤ちゃんパンダに乳を与えたため、養育させていた。

 動物園によると、ネコがレッサーパンダを飼育するのは初めての試みだったという。(c)AFP