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希少種のスマトラカワウソ、カンボジアの新居に引っ越し

  • 2008年06月23日 17:37 発信地:プノンペン/カンボジア
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カンボジアの首都プノンペン(Phnom Penh)近郊のプノンタマウ野生動物保護区(Phnom Tamau Wildlife Sanctuary)に引っ越したスマトラカワウソの「ダラ(Dara)」(2008年6月17日撮影)。(c)AFP/Annette OLSSON/Conservation International

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【6月23日 AFP】国際環境保護団体「コンサベーション・インターナショナル(Conservation InternationalCI)」は18日、世界で1匹のみが飼育されている希少種のスマトラカワウソが、カンボジアの野生動物保護区内の「新居」に引っ越したと発表した。

 ダラ(Dara)と名付けられた若いオスは、17日に首都プノンペン(Phnom Penh)近郊のプノンタマウ野生動物保護区(Phnom Tamau Wildlife Sanctuary)に移送された。このとき、カンボジアの伝統にならって2人の僧侶が付き添い、新居を祝福したという。 

 CIのアネット・オルソン(Annette Olsson)研究員によると、科学者らはスマトラカワウソの絶滅を防ぐために繁殖飼育を提言しており、ダラに「お嫁さんが見つかれば」飼育下のスマトラカワウソとして最初の父祖になる可能性があるという。スマトラカワウソは、カワウソのなかでももっとも希少な種だ。

 ダラはトンレサップ(Tonle Sap)湖で母親が漁師に殺された時に救い出されたという。その後、観光地シエムレアプ(Siem Reap)のアンコール動物園(Angkor Zoo)で飼育されていたが、同動物園は前年、多数の希少種の失踪(しっそう)や死亡を受けて閉鎖された。

 スマトラカワウソは、約10年前に再発見されるまで絶滅したと考えられていた。現在はカンボジア、タイ、ベトナム、スマトラの一部地域に生息していることが知られている。毛皮を狙った密猟や気候変動による生息域の減少で、絶滅が危ぶまれている。(c)AFP

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