【6月17日 AFP】タイのタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相は16日、最近の経済および政治危機の原因は星の並びが悪いためで、国民は星に信頼を置くべきだとの考えを示した。

 タイでは5月25日以来、タクシン派の現政権に対する抗議集会が繰り広げられており、さらには原油高騰と高インフレが投資に影響、農業従事者や運輸業者らがストライキを計画している。

 タクシン元首相は、これは火星と土星の距離が近すぎるためで、「この頭の痛い状況に7月2日まで耐えなければならない。火星が離れたら状況は改善する」と語った。

 多くのタイ人と同様、タクシン元首相も、ビジネスの契約から結婚の日取りまであらゆることに助言してくれる占い師に大きな信頼を寄せている。

 過去にもタクシン元首相は、首都バンコク(Bangkok)にできた新空港の試験運用で飛行機を「縁起がいい」時刻に合わせて飛ばせたり、水星と自分の星の位置が悪いからといって定例会見を取りやめたりしたことがある。(c)AFP