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「ニシキゴイは動く芸術品」、日本発祥の文化がアジアに拡散

  • 2008年05月17日 16:06 発信地:シンガポール/シンガポール
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シンガポールのニシキゴイファームでコイにえさを与える従業員(2001年6月17日撮影)。(c)AFP/ROSLAN RAHMAN

【5月17日 AFP】アジアでは、ライフスタイルの変化に伴い、ニシキゴイを「動く芸術品」として鑑賞する人々が増えている。

 今月2-4日、シンガポールで「第1回アジアカップ錦鯉品評会(First Asia Cup Koi Show)」が開催され、数百人が訪れた。シンガポール・コイ・クラブ(Singapore Koi Club)のリチャード・タン(Richard Tan)会長は「ニシキゴイはアジアの人々にとって『動く詩』でもあるのです」と語る。

 ニシキゴイの飼育はもともと日本の文化の1つだったが、この趣味はアジア全域に広まりつつあるという。タン氏によると、経済発展著しい中国でのニーズは非常に高く、日本の高級ニシキゴイは、タイ、フィリピン、インドネシアでも人気だという。

 そうした事実を証明するかのように、ショーで優勝したのはタイ最大の養鯉場の経営者が出品したニシキゴイだった。3年前に日本の成田養魚園から「メルセデスベンツ」並の価格で購入したもので、現在では1000-1500万円以上の値打ちがあるという。ちなみに、人間の美人コンテストとは違い、「太っていて」模様が均等かつ艶がいいのが美しいとされる。

 コイの輸入量が多いのは欧米諸国だが、高級ニシキゴイは主にアジア向けだという。「欧米諸国の人々にはコイの芸術的価値がわからない。われわれアジア人がパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の絵の価値がわからないようにね。わたし自身、ピカソの絵を見て、子どもが描いたのではないかと思ったものですよ」と、タン氏は語った。

 ニシキゴイを飼うことには別の利点もあると、全日本愛鱗会の加藤柾男(Masao Kato)会長は言う。ゆったりと優雅に泳ぐ姿を見ることには「癒し効果」があるのだという。(c)AFP/Martin Abbugao

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