中国・四川省の四姑娘山(Siguniang Mountain)でトレーニングを受ける、登山ガイド養成学校の生徒(2008年2月26日撮影)。(c)AFP/LIU Jin
【5月13日 AFP】フランス人ベテラン登山家を講師に招いた中国政府肝いりの「登山ガイド養成学校」から、まもなく初の修了生が誕生する。
この学校は、中国登山協会(China Mountaineering Association)が安全登山の定着を目指して2006年に開校した。中国では経済発展による生活水準の向上に伴ってアウトドアレジャー産業が活況を呈し、登山がブームになっている。
コースは2年で、応急処置やレスキュー技術も学ぶ。第1期生は20歳から40歳までの10人で、全員がチベットなど西部の山岳地帯出身の男性だという。講師は、2000年にチベット登山スクール(Tibet Mountaineering School)でインストラクターを務めた経験を持つフランス人のオリビエ・バルマ(Olivier Balma)氏(40)だ。
10人は2月から、氷壁クライマーが集う四川(Sichuan)省の四姑娘山(Siguniang Mountain)で最終トレーニングに入った。
バルマ氏のアシスタント(36)は、北京で稼ぎのいいコンピューターエンジニアだったが、登山への情熱を捨てがたく、仕事を辞めてこの世界に入った。「昔は仕事でワクワクすることなんて全然なかったけれど、ここでは毎日が新しい発見の連続なんだ」
登山は中国の経済発展の一翼を担うとみる専門家もいる。四川省成都(Chengdu)で仏・中共同事業を手がけているというある男性は「登山産業の振興は経済が立ち後れている西部の発展につながる。山岳地帯で雇用機会が生まれると、都市部への人口流入も食い止められる」と語った。(c)AFP/Francois Bougon


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