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「イギリスでは並んで待ちます」、生活マナー資料集作成・英国が移民向け

  • 2008年02月05日 22:28 発信地:ロンドン/英国
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英国のロンドン(London)で、ストライキのため地下鉄ウォータールー(Waterloo)駅で列をなす人々。(2007年9月4日撮影)(c)AFP/CARL DE SOUZA

【2月5日 AFP】ヘイゼル・ブレアーズ(Hazel Blears)内務相は4日、移民向けに英国社会に関する情報を掲載した資料一式を提供すると発表した。この移民向け資料には、「路上で唾を吐いてはならない」、「行列の並び方」などのアドバイスが記載されている。

 ほかにも、「音楽を大音量で流してはならない」、「許可を求めずに他人に触れてはならない」、「ごみを捨ててはならない」などといったアドバイスが掲載されている。

 ブレアーズ内務相によると、移民が英国社会にスムーズに溶け込めるように各地方自治体がこの資料を提供する予定。

 ブレアーズ内務相は、英国放送協会(BBC)の取材に対して「英国のルールに則ることを移住者に対して強制することはできないが、要求することはできる。その代わり、われわれは英国のルールを彼らに説明しなければならない」と答えた。

 「移民向けの資料は、そういった情報を伝達するための手段。新たな移民に、英国やそれぞれの州、都市に関する概略を提供し、また地域社会の反感を買ったり法律に違反したりしないように、発言や行動の行い方を説明するもの」

 英国は長い間移民を受け入れてきた。かつてはアジアや西インド諸島の植民地からも移民を受け入れ、近年は欧州連合(EU)加盟の中央ヨーロッパ諸国、特にポーランドからの移民を受け入れている。

 しかし近年、英国では、増加する移民人口や、新たな移民との不和といった問題が広がりつつある。特にイスラム圏諸国との外交関係が悪化する中、イスラム教信者に対する不安感が増大している。

 「列に並びなさい」と人々に諭す行為は、しばしば「典型的な英国人の行為」と言われる。マイノリティ集団が関与する犯罪行為を取り締まることに比べて、行列に並ぶことを指示することがあまり重要に見えないのは理解できるとした上でブレアーズ内務相は、「しかし、重要なことは、バランスを取り戻すこと。多様なコミュニティが調和することに、今まで以上に多くの労力を割いてゆく必要がある」と重要性を強調した。
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