2008年1月8日、ドイツ南部ニュルンベルク(Nuremberg)の動物園で、生後4週間の子どもが検査を受ける様子を外からのぞくホッキョクグマのVera。(c)AFP/DDP/LENNART PREISS
【1月9日 AFP】(1月10日 写真追加)ドイツ南部ニュルンベルク(Nuremberg)の動物園では、ホッキョクグマの母親が情緒不安定となり子グマに危険が及ぶ可能性があることから、子グマを母親から引き離し人工飼育することになった。動物園当局が8日、明らかにした。
同動物園では今週、ほかのホッキョクグマが子グマ2頭を食べてしまい、これを受けて飼育係が今回の措置を講じた。
ニュルンベルク市議会の広報部によると、この子グマは生後4週間。母グマのVeraは、出産用の人工洞穴にいる親子のクマを撮影しようとカメラマンがフェンスをよじ登ったことがきっかけで情緒不安定となり、行動がおかしくなり始めた。
Veraはおそらく、カメラマンの侵入で子育てに安全な場所がないと判断し、子グマを口にくわえて囲いの中を延々と歩き回るようになった。
獣医師によると、母グマは情緒不安定になるまではしっかり飼育していたようで、子グマは強く健康に育っているという。
動物園は、先の子グマ2頭を救出できなかったことについて批判を受けている。また、母グマに育児放棄された子グマを救出するべきか、自然の摂理に任せるべきかとの議論も再燃した。
ホッキョクグマなどの捕食動物が、子どもが病気になった場合にその子を食べてしまったり育児放棄したりするのはよくあることで、先の2頭の場合も子グマは跡形もなくなっていることから、飼育係は母グマのVilmaが食べてしまったものと判断した。
今回の子グマ救出劇は、前年世界的人気を博したベルリン動物園(Berlin Zoo)のホッキョクグマ「クヌート(Knut)」をほうふつとさせる。クヌートは母グマに育児放棄され、飼育係に育てられた。(c)AFP
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