【1月6日 AFP】すべてを持ち合わせているようなカップルに何を贈ればよいのか――。王室関係者が5日に明らかにした一覧によると、英国のチャールズ皇太子(Prince Charles)とカミラ夫人(Camilla)が1年間に外国の要人や市民から贈られたのは、宝石、じゅうたん、アラブ馬と買い物袋など総計274点だった。

 2月の湾岸諸国訪問で、カミラ夫人には、クウェート王室からネックレス、ブローチとベルト、カタール王室からはネックレス、香水4瓶のほか、イスラム教徒の女性が着用する上着とベールが贈られた。バーレーンでは夫人に腕時計、ブレスレット、真珠がはめ込まれた銀の箱、また夫妻に宝石で飾られた儀式用の刀が贈られた。

 皇太子はクウェートで腕時計、士官学校の司令官から銃、また匿名の人物からアラブ馬をもらった。アラブ馬を受け取ったのはこれで2回目。11月のトルコ訪問ではコンヤ(Konya)県知事から旋舞教団の帽子をもらった。ほかにはダウ船の模型6点、じゅうたん2枚、本68冊、杖3本が贈られた。

 1月の米国では、サイン入りのアメリカンフットボール、野球帽2個、買い物袋、チャツネ、メープルシロップ、はちみつが贈られた。

 これらの公式贈答品は慣習的に利用はできるが販売や換金はできない。個人の所有ではなく王室コレクションに所属し、王室が管理する。

 総額は明らかにされていない。(c)AFP