【12月14日 AFP】カナダ西部カルガリー(Calgary)の油田で働く22歳の男性が今月、買ったばかりの携帯電話でインターネットを楽しんでいたところ、8万5000カナダ・ドル(約940万円)を請求された。地元メディアが13日、報じた。

 男性は携帯電話会社ベル・カナダ(Bell Canada)のウェブサイト閲覧無制限の月額約150カナダ・ドル(約1万7000円)の料金プランを申し込んだ。男性はこのプランで携帯電話をモデムとして利用することができると考え、自分のパソコンに接続して高画質の動画など大容量のデータをダウンロードした。

 ところが料金明細を見た男性は恐怖に襲われた。ダウンロードに関してはキロバイト当たりで課金されていたのだ。

 男性は公営カナダ放送協会(CBC)の番組で、「どうしていいか分からなかった。何かの間違いかもしれないと思った」と語った。「わたしは電話会社に、パソコンに接続して課金されるとは知らなかったと話した」

 同社は「善意の措置」として男性の請求を3243カナダ・ドル(約36万円)にする方針を示した。

 しかし男性は戦い続けるという。「わたしは追加料金について知らなかった。だれもそのことを説明してくれなかった。以前は料金が100ドルくらいになると電話を使えなくしていたのに、8万5000ドルになるまで連絡1つくれないなんてあんまりだ」と語った。(c)AFP