英ロンドン(London)郊外のウィンザー城(Windsor Castle)のセントジョージ礼拝堂(St George’s Chapel)を訪れた、英国エリザベス女王(Queen Elizabeth II)とフィリップ殿下(Prince Philip)(2007年6月18日撮影)。(c)AFP
【11月20日 AFP】英国エリザベス女王(Queen Elizabeth II)とフィリップ殿下(Prince Philip)の結婚60周年のダイヤモンド婚式が19日、2人が結婚式を挙げたロンドン(London)のウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われた。英国の君主で結婚60周年を迎えるのは、エリザベス女王が史上初となる。
女王は白いスーツ、フィリップ殿下は黒いスーツといういでたちで式典に臨み、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相を初めとする2000人強の参加者が見守るなか、ローワン・ウィリアムズ(Rowan Williams)カンタベリー大主教(Archbishop of Canterbury)が2人の繁栄を祝福する説教を行った。
大主教は「女王と殿下の結婚だけでなく、結婚が象徴する君主と国民との関係を祝福したい。希薄な関係性と近視眼的な考えであふれる社会、国同士が信用せず断裂し不安定に結びついている国際社会などに不満をもらす前に、われわれは今、感謝すべきものがあるということを思い出すべきだ」と語った。
式典はBBCによって生中継されたが、王室の役割への疑問を呈する議論が多くなった最近の傾向に配慮し、報道は比較的控えめで、国家的行事の印象も希薄だった。
式典では、女王の孫のウィリアム王子(Prince William)が聖書の一部を朗読し、女優のジュディ・デンチ(Judi Dench)が桂冠詩人Andrew Motionの詩を朗読した。
2人の実際の結婚記念日は20日だが、この日はフィリップ殿下の発案で2人が新婚生活を始めた地中海のマルタを訪問し、当時を懐かしむ予定だという。エリザベス女王は、マルタがまだ英国領だった当時、同国の君主も務めており、国賓として招かれる予定だという。
エリザベス女王が、1952年に25歳で王位に就くまで、英国から離れ2人だけの時間を過ごすことができたマルタでの生活を大切にしていることはよく知られている。(c)AFP



