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世界トイレサミット、インド鉄道の垂れ流しトイレに改善訴え

  • 2007年11月03日 13:30 発信地:ニューデリー/インド
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2007年10月27日、ニューデリー(New Delhi)の国際ボランティアNGO「スラブ・インターナショナル(Sulabh International)」創設者のビンデシュワル・パタク(Bindeshwar Pathak)氏。(c)AFP/RAVEENDRAN

【11月3日 AFP】インドのニューデリー(New Delhi)で開催されている「第7回世界トイレサミット(World Toilet Summit)」で2日、専門家らは排泄物を線路に落下させる方式の鉄道トイレの改善を呼びかけた。

■世界最大のインド鉄道、トイレ問題は深刻

 インド鉄道は世界最大規模の輸送網で、1日の運行列車は8000本、毎日1600万人が利用している。

 輸送分野の専門家、Ganesan Raghuram氏は「世界中で垂れ流しを続けている鉄道網は他にないと思われる。問題は悪臭だけでなく、社会的費用が発生することだ」と述べた。

 インドでは、モンスーンの季節になると堆積した排泄物が河川や湖沼に流され、水と土壌を汚染する。これを防ぐために、Raghuram氏は飛行機で使われているバキューム式トイレの導入を提言している。またトイレの改善を行わない鉄道会社を訴えるよう公益活動を行う弁護士らに呼びかけた。

■トイレ取り換え経費は1000億円超

 6年前に破産寸前だったインド鉄道(Indian Railways)だが、今年は44億ドル(約5050億円)の黒字となっている。Raghuram氏は、全列車へのバキューム式トイレなどの設置には約10億ドル(約1150億円)が必要と予測する。

 他の参加者からは、タンク式の節水型トイレの設置などが提案された。

■世界人口の4割超が衛生的なトイレを使用できず

 世界トイレサミットには40か国以上から約170人の代表が参加している。サミットでは、発展途上国での低コストで環境にやさしいトイレの普及などが議論されている。

 現在、世界人口の4割以上に当たる約26億人が、水や土壌を汚染しない衛生的なトイレを使用できる環境にない。

 国連(UN)の『ミレニアム開発目標(Millennium Development GoalsMDGs)』では、トイレが利用できない世界の人口26億人を、2015年までに半減させる目標が掲げられている。(c)AFP
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