【10月30日 AFP】エクアドルのラファエル・コレア(Rafael Correa)大統領は29日、同国の公共機関でハロウィーン(Halloween)を祝うことを禁止することを発表した。同大統領は、カボチャや幽霊の格好をして祝う米国の休日ハロウィーンは、エクアドルの国家的価値に反するものだとしている。

 同大統領は「エクアドルには1年を通して魅力的なフェスティバルがある」と語り、公共機関では31日はハロウィーンを祝う代わりに、国章制定記念日を祝わなければいけないと主張した。

 同大統領は、自身をベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領と比較されることを嫌うが、今回の禁止措置はチャベス大統領がクリスマスに公共機関でサンタクロースの飾り付けを禁止したことを思い起こさせる。

 また、1月に政権に就いたコレア大統領は、美人コンテストや学校でのマーチングバンドにも嫌悪感を示している。(c)AFP