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ロンドンでダルフール救援コンサート「ムスリム・ライブエイト」開催

  • 2007年10月20日 20:41 発信地:ロンドン/英国
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2007年10月18日、ロンドン(London)でAFPのインタビューに応じるイラン出身の英国人ミュージシャン、サミ・ユスフ(Sami Yusuf)さん。(c)AFP/SHAUN CURR

【10月20日 AFP】人道危機に陥っているスーダンのダルフール(Darfur)地方を救うため、ロンドン(London)のウェンブリー・スタジアム(Wembley Arena)で21日、コンサート「ムスリム・ライブエイト(Muslim Live 8)」が開催される。

 コンサートの目的は英国のイスラム教徒の意識をダルフール紛争に向けさせることだが、英国におけるイスラム教徒社会をひとつに結びつけようとする努力の1つの象徴でもある。

 今年8月にコンサートの企画を立ち上げた英国のNGO「イスラミック・リリーフ(Islamic Relief)」のJehangir Malik氏は、2005年の「ライブエイト(Live 8)」に匹敵するイベントにしたいと考えたという。「ライブエイト」は2005年にスコットランドのグレンイーグルス(Gleneagles)の主要8か国(G8)首脳会議を前に、世界各都市で開催され、貧困に苦しむ国々への支援拡大を訴えた。

 コンサートで中心的な役割を果たすのは英国の人気ミュージシャン、サミ・ユスフ(Sami Yusuf)さん(27)。イラン出身の英国人で、イスラムについて歌うことが多いユスフさんは、AFPのインタビューでこのコンサートを「前例のない記念すべき出来事」と評価した。

 「ダルフール紛争はイスラム教徒同士の問題です。イスラム教徒がイスラム教徒を殺す現状を目の当たりにして、立ち上がらないことを恥だと考える人間もいます」とユスフさん。「このコンサートは英国のイスラム教徒にとって何かを始める素晴らしい機会になると思います」

 ユスフさんは英国のヒットチャート入りこそしていないものの、世界中の若いイスラム教徒に人気があり、バングラデシュからバーミンガム(Birmingham)にいたる広大な地域にファンがいる。

 コンサートにはユスフさんのほか、イスラム教徒やキリスト教徒を主題に扱うデンマークのヒップホップグループ、Outlandishや、イスラム教徒でカントリー歌手の米国のKareem Salama、カナダの人気グループThe Sound Of Reason、イスラム教徒に改宗した英国の若手、Hamza Robertsonらの出演が予定されている。また、開演前にゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相と保守党(Conservative Party)のデービッド・キャメロン(David Cameron)党首のメッセージが読み上げられる。

 ユスフさんは、コンサートをきっかけにダルフールの人々の苦しみが軽くなり、また英国のメディアで否定的に取り上げられることもあるイスラム教徒のイメージがよくなることを期待している。

  コンサートの収益はすべてイスラミック・リリーフに寄付され、同団体のダルフールでの活動費用にあてられる。ユスフさんが所属するレコード会社、Awakeningは会場が満員になる1万2000人の観客動員を見込んでいる。(c)AFP/Lucie Godeau
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