【8月26日 AFP】中国国務院(State Council)は、妊娠初期に女児と判明した時点で中絶を行った親や医師を処罰する新しい法律の制定を検討している。国営新華社通信(Xinhua)が25日、伝えた。

 産み分けを目的とした中絶は現在においても違法だが、現行法上は処罰の具体的な内容が規定されていない。

 中国ではいわゆる一人っ子政策により男女比が大きく偏り、近く深刻な結婚難時代が到来するとみられている。国家人口・計画生育委員会(National Population and Family Planning Commission)の調査によると、国内99都市で男女の比率が女子100人に対し男子125人を超えた。江蘇省(Jiangsu)連雲港(Lianyungang)においては、女子100人に対し男子163.5人という結果が出たという。(c)AFP/Peter Harmsen