【8月25日 AFP】中国国内におけるビールの消費量が過去10年で2倍となった。ビール大手、キリン(Kirin Holdings)の調査で24日に明らかとなった。

 調査結果によれば、過去10年間で109%の増加を記録。なお、世界全体でのビールの消費量は同期間で33.6%の増加となっている。

 また2006年には、中国国内におけるビールの生産量は前年比14.7%増の3500万キロリットルを記録。これは、世界のビール総生産量の20%を占める。

 なお同調査は「経済成長により生活の質が向上したことに加え、ビールを飲む習慣が沿岸部から内陸部へと広がった」点を要因として指摘する。

 一方で、ロシアやウクライナでの生産量は過去10年間で4倍近くに増加、タイやベトナムも2倍前後の増加をみせている。ビールの生産量世界2位の米国は0.2%の増加にとどまり、世界3位のドイツ、世界7位の日本はそれぞれ0.5%、0.7%減少しているとの結果が出た。(c)AFP