【7月22日 AFP】中国国内メディアが報じた段ボール入り肉まん報道について中国政府はねつ造であったと発表したが、多くの国民は政府の発表を信じていない。国営新華社通信(Xinhua news agency)が21日、伝えた。

 新華社通信によれば、メディア報道をねつ造とする政府の主張は、食の安全をめぐる政府当局の悪い風評を緩和しようとする狙いがあると国民はとらえているという。

 上海(Shanghai)の元中学校教員の男性は新華社通信に対し、「政府は報道による悪い風評を押さえ込もうとしているのだと思う」と語る。

 またあるタクシー運転手は、「報道がねつ造だなんて、誰も思っていないよ。お客だってみんなそうさ」と語る。

 段ボール入り肉まんのねつ造報道を受け、警察当局はTV局の関係者など6人の身柄を拘束している。(c)AFP