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「777」 縁起を担ぎ、紛争が続くレバノンで結婚ラッシュ

  • 2007年07月06日 21:13 発信地:ベイルート/レバノン
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2007年7月4日、レバノン・ベイルート(Beirut)で、ウインドーディスプレーのウエディングドレスを調整する女性。(c)AFP/Anwar Amro

【7月6日 AFP】2007年7月7日に、全世界で最も不安定な情勢にあるレバノンのカップルたちは、大挙して結婚しようとしている。777が並ぶこの日が、最も縁起のよい日となるように祈りながら。

■宗派を超えた「777」結婚式フィーバー

 「わたしよりも彼が、2007年7月7日の日付にこだわったの。 神聖な日だと感じるみたい。わたしには、そんな彼がキュートに思えるの」と語るKarma Ekmekjiさんは、特別に人気なこの日は、花の値段が10倍にもなることには無関心だ。7日に花婿となるRazmig Boladianさんは、冗談交じりに弁明した。「日付を覚えるのが苦手なんです。忘れられないような結婚記念日にしたかったのです」

 2人は2006年の夏に、「777」の日を選び、「777」にちなむ式場を決めた。式場については、ベイルート(Beirut)のダウンタウンにある魅力ある教会をあきらめざるおえなかった。宗派間の武力抗争で、無人となってしまったからだ。さらに、この日を忘れないためにRazmigさんとKarmaさんは、自家用車のナンバープレート「200777」を選んだ。

 あるウエディングプランナーは「わたしにとっては、すべてばかげたこと。でも、この言葉は内緒よ」という。この日、教会は絶え間ない結婚式で大忙しとなり、イスラム教徒のカップルの婚姻届にサインをするため、アラブの族長も忙しくなることだろう。

 7はいろいろな宗教にとって意味のある数字。キリスト教の聖書には創造主は世界を創るために7日間を要し、ユダヤ教の花嫁は花婿の周りを7周し、イスラム教の巡礼者はメッカ(Mecca)の神聖なカーバ神殿(Kaaba)の周囲を7周する。ヒンズー教では、体にはエネルギーの源となる糸車(spinning wheel sources of energy)である7か所のチャクラ(chakra)があるとされ、「7つの大罪」や「世界の7不思議」は、宗教を越えて人々を引きつける。

■「777」に翻弄されるレバノン市民

 Michel Hayekさんは、故ダイアナ元妃(Princess Diana)やラフィク・ハリリ(Rafiq Hariri)レバノン元首相の突然の死を予測したことで知られ、「中東のノストラダムス」と呼ばれている。そのHayekさんが、7月7日に予定していた結婚式を延期したといううわさがレバノンで広まりっている。
 
 Hayekさんはこれに不満を述べる。「あなたも、うわさのたぐいを聞いているでしょう。わたしが『ブラック・ウイークエンド』だからといって、結婚式を延期したというの。わたしはこの夏に結婚しようというだけで、結婚式の日程は、まったく決めていません。わたしは2007年7月7日に関して何の発言もしていません」

 うわさは、卑劣な政治ゲームの一端として、さらなる不安をかき立てるように広まっているとHayekさんはいう。「うわさは『777』に絡めて、レバノンのすべてが悪くなってしまうというもの。人々を動揺させようという政治的な理由か、または別の意図があるのでしょう。悲しいことに、この国の多くの人々は、良い話よりも先に、悪い話を聞くことに慣れてしまった」

■米国でも「777」結婚狂騒曲が

 一方、米国でも『デスパレートな妻たち(Desperate Housewives)』の女優、エヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)が結婚式を挙げることを引き合いに出し、「タイム」誌(Time magazine)は、2007年7月7日を「これまでで最も人気のある結婚式の日」だとする。

 7という数字のパワーや神秘に引きつけられて、アメリカでも結婚式が急増するようだ。にわか結婚式のメッカである、ラスベガス(Las Vegas)のギャンブラーにとって、「777」はカジノのスロットマシーンやブラックジャックで幸運の数字。また、米小売大手のウォルマート(Wal-Mart)は、7組の幸運なカップルに無料の結婚式を提供するという。(c)AFP//Haro Chakmakjian

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