【6月28日 AFP】28日、宮沢喜一元首相が死去、87歳だった。宮沢氏は1991年11月から1993年8月にかけて首相を務め、在任中に自衛隊の海外派遣を可能にする国連平和維持活動(PKO)協力法を成立させた。

 大蔵省を経て政界入りした宮沢氏は複数の主要閣僚を歴任し、戦後日本の経済成長を支えた。1951年のサンフランシスコ講和会議にも出席した自民党長老である宮沢氏は、憲法改正についてハト派的な考えを持っていたことで知られる。

 自民党からは、宮沢氏死去の報道についてのコメントは出ていない。(c)AFP