【5月22日 AFP】南西部ブリストル(Bristol)近郊のスリムブリッジ(Slimbridge)で、フラミンゴのゲイのカップル、カルロス(Carlos)とフェルナンド(Fernando)が、「捨て子」を養子に迎え念願の親となった。英国水禽湿地協会(Wildfowl and Wetlands TrustWWT)が21日、発表した。

 カルロスとフェルナンドがカップルになってから6年間。「子ども」を熱望する2羽は、他のフラミンゴを巣から追い立て、卵をふ化させようと自身らで温めるなどしていた。

 だが前週、オオフラミンゴの巣に卵が放置されているのが発見され、ふ化させる能力の高さで知られるこのカップルに卵を預ける案が持ち上がった。カルロスとフェルナンドは、口移しでミルクを与えて子育てをすることもできる。
 
 WWT広報のJane Waghorn氏は、「意外にも卵をふ化させるのが得意なカルロスとフェルナンドを生まれた雛の『代理親』とするのは名案だ」と嬉しそうだ。

 Waghornさんは「『同性愛』のフラミンゴは珍しくない」と語る。メスの数が足りなかったり、気に入ったメスがいない場合には、オス同士でペアになるのだという。