大手チェーン店で牛丼を食べる子ども(2006年9月18日撮影)。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO
【5月22日 AFP】海外では「すし」人気が高まり続けているが、水産庁が22日に発表した2006年度の「水産白書」によると、日本の食卓では肉が魚に取って代わりつつあることがわかった。
19世紀後半までほとんど肉を口にしなかった日本人だが、現在では肉食の傾向が明確になった。
水産白書によると、2005年の時点で魚介類の年間1人当たりの消費量は12.7キロで、これは過去40年で20%以上の低下である。これに対し、肉類の消費量は同期間で2倍以上の12.6キロに上昇している。
「現在までに肉類の消費量が魚介類のそれを上回っていたとしてもおかしくない」と水産庁の担当者は話す。
魚介類の消費が減った原因は、魚介類の価格上昇と、肉が簡単に調理できることにあるという。だが、「最大の理由は、日本人、特に子どもたちの味覚の変化」だと同担当者は指摘する。
「今回、食文化については調査していないが、若い世代は伝統的な魚料理から欧米スタイルの食事を好む味覚に変化してきている」
また、一般家庭の32%が、特に子供が魚を嫌うとの理由から「肉料理が多い」と答えている。担当者は、「子供のころ魚が嫌いだった人は、大人になっても魚を料理しない傾向にある。まさに悪循」と語る。(c)AFP









