写真はバグダッドにあるDufuf al-Neil小学校の始業式で、ユネスコが寄付した新しい教科書を頭上に掲げる小学生ら(2003年10月1日撮影)。(c)AFP/Marwan NAAMANI
【パリ/フランス 28日 AFP】紛争地域のイラクとアフガニスタン、およびコロンビア、ネパール、タイなどの国で、教師や学生を対象とした攻撃が過去3年間に激増しているという。国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)が27日に発表した報告書で指摘した。
「Education Under Attack(攻撃される教育)」と題されたこの報告書の中で、ユネスコは「学校など教育施設の建物のほか、教師、学生、運営事務局スタッフらに対する攻撃が急激に増えている。政治やイデオロギーのために、大勢の無実の若者が犠牲になっている」と述べている。
これらの攻撃は、分離主義者や武装、民兵組織によるものだという。
報告書によると、イラクは攻撃件数が最も多い国で、2003年にイラクのフセイン政権が崩壊して以来、大学の教育関係者280人が犠牲者となった。2005年には教育関係スタッフ296人が、また2006年2月から11月の間には教師180人が死亡。1月には、爆撃により大学生100人が死亡した。全国で350万人近くいる学生のうち、授業に参加しているのは全体のわずか30%。一方、2006年には75%が授業に参加していた。
アフガニスタンでは、2005年から2006年の間に少なくとも75人の大学教授と学生が攻撃を受け死亡していると、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が公表したデータとして、ユネスコが報じた。
コロンビアでは2000年から2006年の間に、戦闘員として戦闘に参加した教師310人のほか、7歳から13歳の年齢の子供約1万1000人が死亡しているという。
写真はバグダッドにあるDufuf al-Neil小学校の始業式で、ユネスコが寄付した新しい教科書を頭上に掲げる小学生ら(2003年10月1日撮影)。(c)AFP/Marwan NAAMANI


