
【ロンドン/英国 19日 AFP】英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)ロンドン発ニューデリー行き便で、離陸3時間後に機内で乗客が急死し、乗務員がファーストクラスの空席に遺体を安置したことで、同航空は謝罪を余儀なくされた。
英デイリー・ミラー(Daily Mirror)紙の19日の報道によると、亡くなったのはエコノミークラスに乗っていた高齢の女性客。客室乗務員が遺体をファーストクラスの空席に移動してシートベルトで固定、枕で頭を支えるようにして安置した。同行していた女性の娘にも、遺体隣の空席への移動が許された。娘は残りの飛行時間約5時間を、涙にくれ嘆き悲しんでいたという。
遺体に最も近い座席にいた乗客のポールさん(54)は、隣の席の女性がすでに亡くなっていたことを乗務員から知らされなかったことに憤慨している。「調理室へ行き、『あの女性がひどく具合が悪そうなんですが』と言ったんです。すると乗務員は、『医師に連絡を取ろうとしたんですが、遅すぎました。もう息を引き取られています』と答えたんです」。機体が乱気流に入ると「遺体が床に何度も滑り落ち、ゾッとしました」。
BA広報担当者はミラー紙に対し、「謝罪します。しかし、乗務員らも難しい状況の中で、最も混乱を起こしにくいと思った選択肢で行動したことを、ご理解いただきたい」と述べた。
英日刊紙ガーディアン(Guardian)によると、BAではフライト中に毎年約10人が機内で亡くなっている。2006年11月にロンドン発ボストン行き便の機内でアメリカ人旅行客が急死した際にも、BAの対応は今回同様で、亡くなった男性をブランケットで包み、ファーストクラスのリクライニング・シートにシートベルトで固定したという。
写真はロンドン、ヒースロー空港に駐機するBAの旅客機(2006年8月17日撮影)。(c)AFP/CARL DE SOUZA
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