写真は、ベロニカ夫人(右)と前首相を魅了したCarfagna議員(撮影日時不詳)。(c)AFP/Vincenzo PINTO
【ローマ/イタリア 1日 AFP】若い国会議員をナンパするところを全国紙レプブリカ(La Repubblica)に報じられたシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)前首相(70)は31日、ベロニカ(Veronica Lario)夫人(50)に公に謝罪したと、ANSA通信が伝えた。 謝罪を求める夫人の書簡が31日付け同紙の第1面に掲載され、これを受けての謝罪となった。
「親愛なるベロニカへ。許して欲しい。こうやってみんなの前で謝っていることが、君への愛の証だ」と、前首相は手紙で全面的に謝罪した。「仕事、政治、様々な問題、出張…プレッシャーの毎日だった。クレイジーな日々だったんだ。君にもわかるだろう」
■ナンパはしたが、プロポーズはしていない…!?
問題の発端は、前首相が最近のディナーの席で、「君となら、無人島へだって行く。僕が結婚していなかったら、君とすぐにでも一緒になれるのに」と、Mara Carfagna議員(31)を口説いたことだとされる。
これに対し、夫人は謝罪を求める書簡の中で、「私の尊厳を傷付ける発言です。彼の年齢、家族、政治的・社会的役割などを考えると、冗談だったと、笑って済ませられる問題ではありません」と怒りをあらわに。
前首相は、「君の尊厳は、そのこととは一切関係がない。私の口が軽はずみなジョークをまくしたてる間にも、私は君の尊厳を第一に考えている。でもこれだけは信じてほしい。プロポーズは一切していないということを」。そして、次の言葉で締めくくっている。「君にビッグ・キスを。シルビオより」
女性誌「A」は1日、前首相とのインタビューを掲載する予定だ。インタービュー中も前首相は、妻への変わらぬ愛を告白したという。「彼女は別格だ。すばらしい母親でもある。私は彼女にぞっこんだ」
ベロニカ夫人は、今まで、現在18から22歳になる3人の子どもの世話に専念してきた。夫と一緒に目立つ場に出ることはほとんどない。
■「軽はずみなジョーク」は外交問題にも発展
前首相は、しばしば女性差別的な発言をして物議をかもしてきた。
2005年6月には、欧州食品安全庁(European Food Security Authority)の招聘に際してパルマ(Parma)が名乗りを上げた。その際、ヘルシンキ(Helsinki)が対立候補となったが、「プレイボーイとしての才能を駆使して」フィンランドのタルヤ・ハロネン(Tarja Halonen)大統領(=女性)に立候補を取り下げるようせまる、と発言し、外交問題にまで発展した。
写真は、ベロニカ夫人(右)と前首相を魅了したCarfagna議員(撮影日時不詳)。(c)AFP/Vincenzo PINTO