【ソチ/ロシア 22日 AFP】21日、黒海沿岸のソチ(Sochi)で開かれた独露首脳会談で、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領の愛犬が会場に「乱入」する一幕があった。

 インタファクス通信(Interfax)が伝えたところによると、ラブラドール犬のコニー(Koni)は、会場となっている一室にぶらぶらと入ってきて、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相の足元に座った。メルケル首相は、不快に思ったようだったという。

 プーチン大統領はコニーをなでると、メルケル首相から遠ざけながら次のように言った。

「この犬があなたを脅かすことはないと思いますよ。彼女は何も悪いことはしないし、記者たちのことが大好きなんです」

 メルケル首相が「何歳ですか」と尋ねると、プーチン大統領はドイツ語で、「5歳です」と答えた。メルケル首相は、「じゃあ、そんなに年を取っているわけでもないですね」と応じたという。

 両首脳は、欧州連合(EU)のエネルギー安全保障問題を協議するため、同地で会談していた。会談では、中東外交やイラン核問題、欧ロ関係の強化なども協議された。

写真は会談中のプーチン大統領とメルケル首相、そして、乱入していた愛犬コニー。(c)AFP/PRESIDENTIAL PRESS SERVICE/ITAR-TASS