写真はロンドンのクラブに貼られた、ジミ・ヘンドリックスのポスター。(2004年9月16日撮影)(c)AFP/NICOLAS ASFOURI
【ロンドン/英国 6日 AFP】ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)のファンのあいだで、彼が演奏する有名な米国国歌「The Star-Spangled Banner」と同様のスタイルでアレンジされたウェールズの国歌を演奏したのではとの論争が巻き起こっている。
■死の直前に演奏し録音したのか?
事の発端は、神秘のベールに包まれた古いデモ・テープだ。
このテープを偶然発見したのはプロデューサーのDave Chapman氏。ロンドン北部のチャーチ・ヒル(Crouch Hill)のレコーディング・スタジオで、1970年に収録されたテープの最後に、泣くようなエレクトリックギター演奏によるウェールズ国歌「我が父祖の土地(Land Of My Fathers)を発見した。
収録は、ベースをジミの親友Vivian Williamsが担当するNew Flamesというバンドによるセッションの最後に隠されていた。
この収録は、ジミが1969年にウッドストック・フェスティバル(Woodstock festival)で行った、大きくアレンジされた米国国歌の演奏を思い起こさせるものだった。
New Flamesがこのテープを収録した1970年9月10日にジミがロンドンに滞在していたことは確実視されている。ジミが27歳で死亡するわずか一週間ほど前のことだ。
Vivian Williamsは、ジミが死亡する数日前、プロデューサーのChapman氏がテープの見つかったスタジオの隣にあるパブへ、ジミを連れて行ったことを、Chapman氏が亡くなる2005年以前に聞いている。スタジオ経営者から時間外利用を許されたことで、ジミらは数時間パブで酒を飲んだという。
■真偽について、意見は真っ二つ
ジミは果たして、ウェールズ国歌「我が父祖の土地」をその夜、演奏し、収録したのだろか。この問題をインターネットで議論するジミのファンの意見は真っ二つに分かれている。
この収録テープは現在、Chapman氏の死後、同氏から受け継いだ元プロデューサーのMartin Daviesが所有する。
Davies氏は、ミステリーに包まれた事の真相を解明するため、ウェールズ南部の町Crickhowell出身で現在64歳と推定されるVivian Williams氏の所在を探している。
ジミのファンは、下記のURLにからこの演奏を聞き、自ら判断することができる。
www.thereddragonhood.com/pages/jimi.html
写真はロンドンのクラブに貼られた、ジミ・ヘンドリックスのポスター。(2004年9月16日撮影)(c)AFP/NICOLAS ASFOURI